エンタープライズリスクマネジメント研究



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部門別リスクマネジメントの問題点

マネジメントシステムの形骸化で負のスパイラルに陥っていませんか?

現在、ISOやプライバシーマーク等の第三者認証を通じてリスクマネジメントへの取り組みが行われ、個々に一定の対策がとられていれば、それで十分だと考えられています。
しかしこの場合、リスクや問題点は経営層や他部門に本当に伝わっているのでしょうか?実際はプロジェクトや部門の中で完結され、情報が伝わっていないことがよく見受けられます。 伝わっていない場合、『リスクの優先順位づけ』『相対的なリスクの位置づけ』『点在するリスクの集約」ができていないということになります。これは縦割りされた組織環境に、よく見られる傾向です。
つまり、部門別リスクマネジメントでは、企業が全社横断的にリスクに対応するための体制や、情報の流れ(リスクコミュニケーション)が整備されていない場合が多く、以下のような問題が顕在化する可能性があります。

部門別リスク
マネジメントの欠点
顕在化する可能性がある問題
全てのリスクに対応する責任者が明確でない 緊急時に素早い対応ができない リスク対策の実施が管理できず、大事故や事件が起こる リスクが発現した事実を最高経営責任者(CEO)が把握できない
社内全てのリスク情報が共有化できていない 複数の部門、部署で同じリスク対策が取られている 部門、部署の間で重大なリスクが放置されている リスク対策の実施が管理できず、大事故や事件が起こる
社内全てのリスクマネジメント情報を一元的に把握できない リスクが発現した事実を最高経営責任者(CEO)が把握できない リターンに対して企業が抱えるリスクの大きさを把握できない  

これらの問題が顕在化し、経営環境の変化への対応が不十分な場合、負のスパイラルを招き(例:リスク構造の変化に対応できていない⇒防止体制の未構築⇒問題発生⇒説明責任を果たせない)、場合によってはステークホルダーから見放されるという最悪の事態を招く可能性があります。