エンタープライズリスクマネジメント研究



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経営環境の変化

経営環境は今までに無いスピードで変化しています。

エンタープライズ・リスクマネジメントの必要性が高まった背景として、以下の経営環境の変化が考えられます。

(1) 会社法、金融商品取引法の改正

法改正により、業務の適正を確保するための体制構築(違法行為や不正、ミスやなどが行われることなく、組織が健全かつ有効・効率的に運営されるよう所定の基準や手続きを定め、それに基づいて管理・監視・保証を行うこと)が義務づけられ、適切な情報開示や法令遵守などが求められている。よって違反行為を行った場合は、マーケットからの退場を意味するものとなる。

(2) 組織体制の変化(雇用環境の変化、委託依存社会)

終身雇用体制が崩れていく中、人材の流動化によるオペレーションレベルの変動、アウトソーシング型経営がもたらす業務委託の依存など、組織体制はここ数年で大きく変動している。

(3) 規制緩和の進展

規制緩和が進み、自己責任に基づく事後規制へと社会的枠組みが変わっていく中で、企業がそれぞれの判断でリスクを管理し、収益を上げていくことが必要となってきている。

(4) 経営管理のあり方の変化

当事者間の暗黙の了解や信頼開係のみに依存した経営管理のおり方に限界が生じてきている。

(5) リスクの多様化

急速な技術進歩、事業の国際化、事業展開のスピードアップ、社会システムの複雑化・高度化により、リスクがより多様なものとなってきている。

(6) 説明責任の増大

市場経済が進展していく中で、リスクの特定、評価対応を怠った場合、ステークホルダーに損害を与えるとともに、市場の信頼を失い、企業自らも厳しいペナルティを受けることになる。